NetHack解説シリーズ

究極の鎧

究極の鎧が何か?と言われれば、私は「灰色ドラゴンの鱗鎧」と答えます。もし願える状況になったら私は迷わず「blessed +2 gray dragon scale mail」と答えます。(もっともこれには異論があるでしょうが)

何故、灰色ドラゴンなのか?それは、この鎧が魔法防御の能力を持っているからです。NetHackで最も忌むべき罠は変化の罠です。小さい生き物に変化した場合は、まだいいのですが、大きな生き物になると、鎧をうちやぶり折角集めた装備を全て無にしてしまいます。

この変化を防ぐには、魔法防御能力が最適です。変化制御の指輪でも対処できますが、指輪は食料の消費量が早くなるのでイマイチです。

また、ゲーム後半死の杖をいきなり使われることがあります。魔法防御能力があれば死の杖を浴びても耐えることができます。耐性がない場合は問答無用で即死です。

では魔法耐性はどうすれば身につくのでしょうか?残念ながら他の大くの耐性が食事により得られるのに対し、魔法防御はアイテムによるしかないのです。その代表例が「灰色ドラゴンの鱗鎧」なのです。さらに、ドラゴンの鱗鎧は固い上に、錆びたり、傷ついたりすることがありません。まさに究極の鎧です。

さて、この鎧どうやって作ればよいのでしょうか?この鎧を得るには、まず灰色ドラゴンを倒してください。そうすると「灰色ドラゴンの鱗」というものをたまに落します。この鱗を装備して呪われていない「鎧に魔法をかける巻物」を読んでください。なんと鱗が融合して、「灰色ドラゴンの鱗鎧」になるのです。

なお他に魔法防御のアイテムがあるのなら、鎧は「灰色ドラゴン」でなくてもよいでしょう。たとえば「黒ドラゴンの鱗鎧」とかです。灰色ドラゴンが都合よく出てくれるとも限りませんしね。特に職業によっては、クエストアイテムに魔法防御能力があるので、そちらがあれば大丈夫かもしれません。ただ、ニンフに取られないように注意してくださいね。

なお魔法使いは「魔法を防ぐクローク」を最初から装備しています。もし序盤で魔法使いの死体を発見したら遠慮なくクロークを略奪し装備しましょう。不慮の事故が防げるはずです。


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